FXのスプレッドとは?意味や計算方法、取引コスト、手数料について解説
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「FX取引は売値と買値は、どうして2つ表示されているの?」
「スプレッドが急に広くなることがあるのはどうして?」
「スプレッド原則固定って取引に有利なの?」
FXのスプレッドについて、上記のように思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
また、取引するための値段が2つある上に、スプレッドというものがあると初めて知った方もいるでしょう。
しかし、疑問を抱いたまま何となくFX取引を続けてしまうと、予想以上に高い取引コストを支払ってしまう可能性があります。
そこで当記事では、FXのスプレッドについて仕組みを詳しく解説します。
また、スプレッドが急に広くなる理由についても紹介するので、コストを意識した優位性のあるFX取引を行いたい方は必見です。
目次
FXのスプレッドについて

上の図の状態なら1ドル106.803円で購入、1ドル106.800円で売却できるため、スプレッドは中央に表示される0.3となります。
スプレッドは損益に影響を与えます。
例えば、上の図のタイミング1ドル106.803円で購入した場合、売値が106.804円以上でないと利益が出せません。
購入時点の売値は106.800円なので、売値が上がるまで待つ必要があります。
上の図の例から離れて買値が106.803円、売値が106.753円の場合だとどうでしょう。
この場合のスプレッドは5.0になり、スプレッド0.3より利益が出しにくくなります。
スプレッドは同じ通貨ペアでもFX業者によって異なります。
また、同じ業者であっても通貨ペアや時間帯によって異なるので、FX取引を行う際は必ずスプレッドを確認しましょう。
スプレッドの単位とは
スプレッドの単位には、「銭」と「pips」の2つがあります。
銭については主に国内FX業者で使用され、pipsについては国内FX業者と海外FX業者で使用されます。
銭もpipsも1通貨あたりのスプレッドを表しています。
銭についてはドル/円、ユーロ/円、ポンド/円のように円が絡んだとき(クロス円)のみ使用されます。
pipsについては、ドル/ユーロ、ポンド/ドルのように日本円が入らない通貨ペアに使用されます。
銭とpipsの関係は以下のようになります。
円 | pips | 銭 |
---|---|---|
1円 | 100pips | 100銭 |
0.1円 | 10pips | 10銭 |
0.01円 | 1pips | 1銭 |
仮に、米ドル/円の買値が101.555円で売値が101.553円ならスプレッドは2pipsもしくは2銭です。
ドル | Pips |
---|---|
0.01米ドル | 100pips |
0.001米ドル | 10pips |
0.0001米ドル | 1pips |
仮に、ユーロ/ドルの買値が1.35555ドルで売値が1.35525円ならスプレッドは3pipsです。
スプレッドは取引コストとしての側面を持つ

スプレッドは売値と買値の差額だけではなく、FXの取引コストとしての側面も持っているのです。
例えば、上の図の時に1ドル106.803円で購入した場合、自分が購入した瞬間に1ドル106.803円で売却した人がいることでFX取引が成立します。
1ドル106.803円で売却すると、その時点の買値は1ドル106.800円なので即決済で利益が出ます。
この利益分が自分が支払ったコストに相当するため、スプレッド=取引コストといえるのです。
そのため、スプレッドが広ければ広いほど取引コストは大きくなるといえます。
ただし、スプレッドが狭くても高頻度で取引を繰り返せば取引コストは増大していくため、「スプレッドが広い=取引コストが大きい」とは一概にいえません。
FXにおける取引コストの計算方法
スプレッドはFXにおける取引コストに数えられます。
FXでかかるスプレッド以外のコストには取引手数料があります。
FXで取引コストを算出するためには、スプレッドと取引手数料を合わせて考える必要があります。
それでは、以下の条件で取引コストを計算する方法を見ていきましょう。
<条件>
- 通貨ペア:ドル円
- レート:100円
- 取引量:10万通貨(1ロット)
- スプレッド:0.5pips
- 取引手数料:1ロットあたり5pips(往復手数料)
まずスプレッドの取引コストを算出します。
100円の0.5pipsは0.005円になり、10万取引を行うと「10万円×0.005円=500円」になります。
また取引手数料は5pips(0.05円)ですから、「10万円×0.05円=5000円」になります。
500円と5000円を足すと5500円になり、上記の条件でかかる取引コストは5500円になります。
<条件>
- 通貨ペア:ドルユーロ
- レート:1.00ドル
- ドル円のレート:100円
- 取引量:10万通貨(1ロット)
- スプレッド:1pips
- 取引手数料:1ロットあたり3pips(往復手数料)
1pipsは0.01になるので、スプレッドのコストは「0.01セント×10万通貨×1pips=1000セント」です。
1ドルが100セントなので10ドルに換算することができます。
そして取引手数料は3pipsですから、「0.001セント×10万通貨×3pips=3000セント(30ドル)」です。
スプレッド(10ドル)+取引手数料(30ドル)となり、レートが1ドル100円なので日本円に換算すると計4000円の取引コストがかかる計算です。
スプレッドの広い・狭いとは

FX取引において、基本的にスプレッドは「広い」「狭い」と表現されます。
スプレッドが広いか狭いかは、FX業者同士や通貨ペア同士で比較して判断します。
- スプレッドが広いとは
- スプレッドが狭いとは
それぞれがどのような状態なのか、また具体的にどのくらいのスプレッドが広く、狭いのかを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
スプレッドが広いとは
2.5や3.6である場合、スプレッドは広いと考えられます。
スプレッドが広いと取引コストは大きくなる傾向がありますが、週に1度程度の取引で大きな値幅を狙う取引スタイルなら支障はないでしょう。
むしろ、小さな値幅を狙う取引を繰り返す方が、取引コストは掛け算的に増大するので注意が必要です。
スプレッドが狭いとは
スプレッドが狭いことは、取引コストが安いと考えられます。
そのため、FX業者同士がいかにスプレッドを狭く出来るか、競争になっているのです。
ただし、スプレッドは狭ければ良いという訳ではなく、安定感こそ大切になります。
なぜなら、肉眼では追えない速度でスプレッドが開閉している場合もあり、FX業者によっては不利な値で約定させる可能性があるからです。
スプレッドは狭さだけではなく安定感にも注目しましょう。
例えば、米ドル/日本円で0.0pips(平均0.3pips)、ユーロ/米ドルでも0.0pips(平均0.3pips)です。
海外FX業者の中でもGEMFOREXはスプレッドが狭い傾向にあるので、詳しく知りたい方は以下の記事を併せてご覧ください。
スプレッドの原則固定とは

スプレッドは、同じFX業者の同じ通貨ペアでも状況により変化します。
しかし、スプレッドが小刻みに変動すると取引がしづらいため、通貨ペアごとに一定のスプレッドで提供するサービス・スプレッドの原則固定を採用するFX業者があります。
ただし、原則固定となっているスプレッドですが、次の3つの場合例外的に拡大する可能性があるので注意しましょう。
- 経済的な事件が発生した場合
大地震などの天変地異や地政学上の政変、大企業の経営破たんなど、経済的な事件による予想外の事態が発生するとスプレッドは拡大する可能性があります。 - 重要な経済指標の結果発表で予想外のハプニングが発生した場合
米雇用統計や政策金利の発表など、重要な経済指標の結果発表のときに市場が予想していなかったハプニングが発生した場合です。 - 市場の流動性が低下している時間帯
市場の流動性が低下している時間帯です。
例えば、主要金融市場の休場日・休日明けのマーケットオープン時・マーケットクローズ間際などが該当します。
上記の場合はスプレッドが広がりやすく急拡大する可能性があるため、念頭におきながら取引するか、取引を手控えて休むようにしましょう。
FX取引で2WAYプライスが採用されている理由

なぜFX取引において、売値と買値の2つを同時に表示する「2WAYプライス」が採用されているのでしょうか。
「株式現物や商品先物のように一本値でいいじゃないか」などと思う方もいるでしょう。
1つ目の2WAYプライスが採用される理由は、スプレッド、つまり取引コストがどのくらいか気が付きやすくなるからです。
そして、2つ目の理由は不正なレートの出現防止です。
例えば、買値しか表示していないと、決済時に大きなスプレッドが隠れている可能性があります。
2WAYプライスは取引する側に大きなメリットがあるため、多くのFX業者が採用している表示方法なのです。
スプレッドだけでFX業者を選んではいけない理由
スプレッドはFXの取引コストになるので、スプレッドが狭ければ狭いほど取引コストは少なくて済みます。
海外FXでは取引回数が多いスキャルピングをメインに行うトレーダーも多いため、スプレッドの狭さで海外FX業者選びをする方も多いです。
しかし、スプレッドだけでFX業者を選ぶのは間違っています。
なぜなら、スプレッドが狭くても約定力が低いと取引コストは大きくなるためです。
約定力は注文を成立させる力のことで、約定力が低いと次のような問題が発生します。
- 注文した価格とは違う価格で約定するスリッページ
- 他の価格を提示されるリクオート
- 注文が拒否される約定拒否
それでは以下の事例で見てみましょう。
<A会社>
・スプレッド:1.0pips
・約定力:90%
<B会社>
・スプレッド:1.2pips
・約定力:99%
これだけ見るとA会社の方が取引コストはお得に感じますよね。
それでは100回取引を行い、A会社では1回-3pipsのスリッページが10回発生し、B会社では1回-3pipsのスリッページが1回発生した場合に、スリッページも含めた取引コストは何円になるでしょうか?
<A会社>
・スプレッドのコスト:1.0pips×100回=100pips
・スリッページのコスト:3.0pips×10回=30pip
合計130pips
<B会社>
・スプレッドのコスト:1.2pips×100回=120pips
・スリッページのコスト:3.0pips×1回=3.0pip
合計123pips
B会社の方が取引コストは安くなっています。
取引コストを重視して海外FX業者を選ぶなら、スプレッドだけでなく約定力が高いことも重要です。
GEMFOREXのロースプレッド口座がおすすめ
スプレッド重視で海外FX業者を選ぶなら、スプレッドが狭いGEMFOREXをおすすめします。
GEMFOREXにはオールインワン口座とロースプレッド口座がありますが、ロースプレッド口座はスプレッドの狭さに特化した口座です。
たとえば、ドル円なら最小スプレッドは0.0pips、平均スプレッドも0.3pipsほどです。
他の海外FX業者にもスプレッドの狭さに特化した口座はありますが、スプレッド以外に取引手数料がかかります。
しかし、GEMFOREXのロースプレッド口座は取引手数料がかからず、スプレッドだけで取引ができます。
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また、スプレッドが狭いと約定力が気になるところですが、GEMFOREXは「平均0.78秒以内に99.99%の約定率」という高い約定率を誇ります。
これは、10000回の取引で1回約定しないかどうかのレベルです。
狭いスプレッドを活かした取引方法にスキャルピングがありますが、海外FX業者の多くはスキャルピングを禁止しています。
GEMFOREXは公式にスキャルピングを認めている海外FX業者なので、スプレッドが狭いだけでなく狭いスプレッドを活かせる環境も整っています。
スプレッドにこだわるならGEMFOREXのロースプレッド口座で取引を始めてみましょう。
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まとめ:スプレッドを理解してFX取引をしよう

今回は、FXにおけるスプレッドの概要と仕組みについて解説しました。
スプレッドとは売値と買値の差額であり、取引コストとしての側面も持ちます。
スプレッドについて正しく理解すると、取引コストを意識した優位性のあるFX取引が行えます。
そして、スプレッドが狭いFX業者でハイレバレッジ取引を行えば、効率良く利益を獲得できますよ。
スプレッドの狭さや安定感に加えて、レバレッジに注目してFX業者を選んでみてはいかがでしょうか。
スプレッドは小さめなので、自己資金を抑えて資金効率を高め、少ない証拠金で大きな利益を追求できます。
ぜひこの機会に、スプレッドが狭いGEMFOREXで口座開設してみませんか。
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