「CFD取引におけるロスカットについて知りたい」
「CFD取引においてロスカットの適用を防ぐ方法を知りたい」
CFD取引を始めるにあたり、上記のように考える方は多いと思います。

そこで、今回はCFD取引におけるロスカットについて解説します。
ロスカットの適用を防ぐ方法や、主要証券会社のロスカット水準も紹介するので、CFD取引初心者は必見です。

CFD取引におけるロスカットとは

CFD取引は相場の状況によっては大きな損失が出てしまい、口座残高以上のお金を支払う必要が出る可能性があります。
ロスカットが採用されている証券会社であれば、口座残高以上の損失が出ても、損失がそれ以上大きくならずに済むのです。

損失が大きくなるのを防ぎ、最低限の資金の温存に有効なシステムであるため、ほとんどの証券会社が採用しています。
ただし、ロスカットが採用されている証券会社であっても、相場の状況によっては大きな損失が出てしまう場合があるので注意しましょう。

CFD取引でロスカットの適用を防ぐ方法

CFD取引に必要であるぎりぎりの資金しか口座に入れていない場合、相場が自分の思惑と違う方に少し動いただけで、強制的にロスカットが適用されてしまいます。
そのため、ロスカットの適用を防ぐには、口座内の資金に余裕を持たせましょう。

資金に余裕があれば、一時的に含み損を出してしまってもロスカットが適用されません。
そして、相場が回復して利益が得られる状態まで待つことができます。

CFD取引に対応している証券会社のロスカット水準

CFD取引におけるロスカットについて把握したところで、CFD取引に対応している証券会社のロスカット水準を確認しておきましょう。

国内FX会社	強制ロスカット水準
楽天証券	証拠金維持率100％
DMM　FX	証拠金維持率50％
GMOクリック証券	証拠金維持率100%
GEMFOREX	証拠金維持率20%

証拠金維持率とは、証券会社の口座残高に対する純資産額の割合のことです。
証拠金維持率は「有効証拠金（口座残高に含み損益を足したもの）÷必要証拠金（ポジション維持に必要な資金）×100」で求められます。

まとめ：ロスカットを正しく理解して快適にCFD取引を行おう

今回は、CFD取引におけるロスカットについて解説しました。

ロスカットは損失を大きくするのを防ぎ、最低限の資金を温存できるシステムです。
ただし、ロスカットを採用している証券会社の場合、含み損が出た際に相場の回復を待っても挽回ができないので注意が必要です。

ロスカットの適用を防ぎたい場合は、口座内の資金に余裕を持ってCFD取引を行いましょう。